青森県むつ市で建設されている使用済み核燃料の中間貯蔵施設・RFSの操業に必要な核燃料の搬出計画について、東京電力は遅くとも年度内に示すことを明らかにしました。

東京電力の宗一誠・青森事業本部長は28日、宮下宗一郎知事を訪ね、むつ市の中間貯蔵施設などに関する報告をしました。中間貯蔵施設は、操業する前に核燃料を使った検査が必要となっていますが、核燃料を保管する東京電力・柏崎刈羽原発は事実上の運転禁止となる核燃料の移動禁止措置を受けていました。

この移動禁止措置が解除されたことから宗本部長は核燃料の搬出計画を遅くとも年度内に示すことを報告しました。

宮下宗一郎青森県知事
「中間貯蔵施設の稼働に向けて本格的なスタートラインに立ったと考えている」

核燃料の搬出計画が「2023年度下期から24年度上期を念頭」にした中間貯蔵施設の操業を大きく左右することになります。