無料通信アプリ「LINE」で金の取引投資話を持ちかけられた長崎県佐世保市の男性が40万円を騙し取られました。
警察はニセ電話詐欺事件として捜査しています。
被害に遭ったのは長崎県佐世保市に住む調理師の男性(70代)です。

警察によりますと、ことし10月中旬、男性のLINEアカウントに有名経済評論家と、そのアシスタントを名乗る人物から金の取引投資話を持ちかけるメッセージが届き、投資メンバーらによるグループチャットに招待されました。
そのなかで男性は、金の取引投資を行うよう勧められ、「投資する金額が大きいほど利益が高くなる」「実際に利益が出ている」などのメッセージを受信。
これを信じた男性は ことし11月中旬までに2回にわたって指定された口座にあわせて40万円を振り込み騙し取られたということです。

長崎県佐世保市では、自営業の女性(60代)も ことし8月下旬から11月初旬にかけて類似する手口で約3000万円を騙し取られていました。
警察は2つの事件の関連を調べるとともに、「投資で絶対儲かる」などとメールで言って金を振り込ませることや、有名人を騙った儲け話は詐欺を疑い注意するよう呼びかけています。