新型コロナウイルスが感染症5類に移行して初の年末年始、帰省や旅行を予定している方もここ数年に比べ多いことでしょう。元日の朝は初日の出を見に行くという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この年末年始は、大みそかは低気圧が発達しながら東日本~北日本を東に進む見込みで、全国広い範囲で雨が降り、北海道は雪となりそうです。

この低気圧は元日には北海道の東でさらに発達する見込みで、一時的に冬型の気圧配置が強まるでしょう。
このため元日は太平洋側は東日本から西日本を中心に晴れる所が多く、初日の出を楽しむことができそうです。ただ、等圧線の間隔が狭くなるため、北西の風が強まる見込みです。


年末年始は全体的には気温が平年より高い傾向ですが、元日は寒気が流れ込み、特に海岸などは風が冷たく感じられそうですので寒さ対策が必要です。
日本海側や、北海道は雪の降る所が多く、荒れた天気となってふぶくおそれもあり、初日の出を見るのは難しいでしょう。
宮城県内は、1年前の2023年の初日の出は雲がやや多かったものの、広い範囲で見ることができました。

新年の元日の朝も、雲がやや多いものの、東部を中心に晴れ間が広がる見込みで、初日の出は見られる可能性が高いとみています。ただ、東の水平線の上には低気圧に伴う雲があるとみられ、太陽が登ってくるのには少し時間がかかるかもしれません。仙台の初日の出の時刻は午前6時53分です。

元日の最低気温は仙台で2度など、元日の朝にしてはやや高めの予想ですが、北西の風が強まりそうです。波も高くなるおそれがあるため、海岸には近づきすぎないようにしましょう。