沼津と『ラブライブ!サンシャイン!!』の絆を支える3人によるトークショー

今回のパーティで最も多くの時間が割かれたメインともいえるプログラムが、JTBパブリッシングの江本典隆さん、バンダイナムコフィルムワークスの米川充洋さん、沼津市の賴重秀一市長が登壇した豪華メンバーによるトークショーです。

江本さんがプロデュースし、2023年6月に発行された『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台をテーマにしたガイドブック「るるぶラブライブ!サンシャイン!!」を軸に、発行までの裏話や発売直後から放送の始まった『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』、沼津市制100周年と『ラブライブ!サンシャイン!!』のコラボについてなど、ここでしか聞けない話が1時間にわたって繰り広げられました。

壇上で作品と沼津について語る江本さん(写真左)、米川さん(中央)、賴重沼津市長

『幻日のヨハネ』の企画プロデューサーで、これまで『ラブライブ!サンシャイン!!』と地域をつないできた米川さんが、沼津でこうしたイベントに登壇することは珍しく、ファンにとっては製作サイドの話が聞ける貴重な機会となりました。

関東出身の米川さんは「関東では地元・実家みたいな感覚はあまりない。でも沼津に帰ってくると“帰ってきたな”という感じがする。まだまだ知らない場所や興味がある場所がたくさんあるので行ってみたい」とこの8年を振り返っていました。

思わぬ伏兵!?会場を大いに盛り上げたJR東海

ファンの間で知られている3人とは違い、今回パーティに初出席だったのが、2023年3月から8月という長期にわたって『ラブライブ!サンシャイン!!沼津ゲキ推しキャンペーン!』を展開していたJR東海沼津駅の職員たちです。あげつち商店街の峯知美専務理事から質問形式でコラボ等について話を聞くというスタイルで進行しましたが、サービス精神と巧みな話術、手の込んだ仕込みなどで、会場を大いに沸かせました。

壇上でマイクを握る小宮山沼津駅長。右は沼津あげつち商店街振興組合の峯専務理事

小宮山学沼津駅長は、沼津駅の大型時刻表やJRの時刻表にどうしても『ラブライブ!サンシャイン!!』と表示したかったので、時刻表に掲示されない団体列車ではなく、臨時列車での運行をお願いしたという裏話を披露したかと思うと、その時刻表を記念に3冊自宅に保管しているなどと笑いを誘うことも忘れません。25分弱のトークショーは歓声と笑いに包まれ、大盛り上がりでした。