長崎県平戸市消防署の所長が、職員の新型コロナ感染や家族の出産に伴う特別休暇の取得に対して暴言を吐いたなどとして、26日付で減給1か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、平戸市消防署 出張所の58歳の男性所長です。

平戸市消防署によりますと、所長は2022年度、男性職員が家族らと共に新型コロナに感染した際「感染対策に不備があったのではないか」といった趣旨の暴言を吐いたほか、この職員が家族の出産のため特別休暇を取得した際にも、その手続きを巡って暴言を吐いたということです。

パワハラを受けた男性は2014年度にも業務中のミスをきっかけにこの所長に無視されるなどしていて、今年6月、これらの行為を別の上司にメールで相談。
平戸市職員懲罰委員会が審査し、26日付で減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。