利用時間は月10時間まで

こども家庭庁の検討会では、利用時間は月10時間を上限としています。
しかし先行実施している文京区では、月30時間程度利用している人がほとんどで、利用時間には課題がありそうです。
コメンテーター 高橋ユウ【2児の母】:
もちろん子どもと一緒に過ごしたいお母さんもたくさんいると思うし、その中でちょっと家のことを集中してやりたいとか、ちゃんと料理したいとか、スーパーに行きたいという時に預けられる場所があるというのは本当にいい。
こういうきっかけができたのはとても素敵だと思うんですけど、やっぱり月10時間というのはすごく短いなと。
子どもが環境に慣れるという意味も考えて、週1とかだとなかなか場所に慣れなかったり、友達も出来にくかったりするのかなって。
欲を言うと、それはちょっと心配かなと思っちゃいましたね。
コメンテーター 平野ノラ【1児の母】:
確かに月10時間は短いなと思うんですけど、まず第一歩ですもんね。
1時間でも、本当に1人でスーパー行けるだけでもありがたいと思うので、ここからどんどん増えていって、みんなで助け合いながら子育てしていきたいなと思います。
弁護士 八代英輝:
画期的な動きだと思う。行政サービスを利用することに心のハードルを感じる親御さんもいるので、誰でも使えるように間口を広くとっておいて、社会実証実験を繰り返していくのがいいんじゃないかと思います。
保育士不足も課題に

また、保育の現場の充実には、慢性化した保育士不足の解消が不可欠です。
2022年10月の有効求人倍率は、全職業1.35倍に対し、保育士は2.49倍。
中間とりまとめでは
保育士が不足している状況を踏まえた保育士の労働条件の改善や、地域における保育人材の確保にむけ、体制の充実・強化に向けた対応を検討すべき、としています。
(ひるおび 2023年12月26日放送より)