日本ラグビー界のレジェンド五郎丸歩(36)。2021年に現役引退し、現在は、ラグビー・リーグワンに所属する静岡ブルーレヴズのCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)として、クラブ運営に携わっている。

五郎丸が将来目指すのは、球団の社長。その第一歩として、各界を代表する経営者が持つビジネスの流儀を学ぶ。五郎丸は、史上最年少でサッカーJリーグのトップに就任した野々村芳和チェアマン(静岡市清水区出身)と対談。J1札幌の社長としても、手腕を振るった野々村チェアマンの巧みな経営戦略とは。(進行/新城健太SBSアナウンサー)

vol.1「サポーターは社員、1万人規模の会社だ」
vol.2「目指すは全国じゃない。地元で一番になるために」
vol.3「世界視野に全58クラブを成長させる」
vol.4「得意なもの出せるような仕組みできれば勝てる可能性高い」


野々村芳和 Jリーグチェアマン
社長就任当初、とにかく露出数が少なかったんです。コンサドーレ札幌で自分が選手だった2000年と2001年当時に露出されていた感覚と、2013年に社長で行った時の感覚がまるで違いました。特に地上波は、コンサドーレがJ2に落ちていたこともあって、少なかったんです。とはいえ、プロモーションするお金もない。どうやってメディアに扱ってもらうか。