自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐって、派閥幹部の高木事務総長が今年に入り、“キックバックを中止する”と、一部の議員に伝えていたことが分かりました。
安倍派幹部に任意聴取を要請 場所は高級ホテルで?
加藤シルビアキャスター:
東京地検特捜部はこれまで、派閥の会計責任者、議員秘書、安倍派議員らに対して任意で事情を聞いていました。しかし、今後に関しては、安倍派幹部の4人、松野前官房長官、萩生田前政調会長、高木前国対委員長、世耕前参院幹事長に対して、任意で事情聴取を要請しました。

安倍派の主要5人衆のうちの4人に聴取を要請したということになるわけですが、具体的にはどのように行われるのでしょうか。
西山弁護士によると、場所は高級ホテルや事務所、相談して決まるそうで、ホテルが多いということでした。そこには、基本的には立会事務官もいますが、聴取者(検事)、聴取対象者(議員)の1対1で、時間は約2時間かけて行われるということでした。

上村彩子キャスター:
長期間に渡って裏金を作っていたとされるわけですが、それに対して聴取時間約2時間というのはとても短いように感じるんですが、どういうことを今後、聞き取っていこうとしているんでしょうか?
元東京地検・検事 西山晴基 弁護士:
時間については、これからさらに取り調べを重ねていくっていうことを想定しているので、1回目としては2~3時間っていうのは、相当なものかなという印象を受けてます。
これから先、押収している証拠をさらにぶつけていったりとか、関係者の証言と矛盾してる点を追及していったりっていう捜査をしていくことが想定されます。
