広島県内の特殊詐欺の被害が急増しています。背景には、インターネットバンキングを利用した不正送金もあるということです。

広島県警「危機的な状況」

広島県警によりますと、2023年に県内で発生した特殊詐欺の被害は11月末の時点で305件(前年同期比+102件)、被害額は約7億8288万円(前年同期比+約1億4342万円)となっています。

県警は「2014年以降、右肩下がりに減少していたが、2021年から被害が急増し、危機的な状況」としています。

広島県内の特殊詐欺の被害の件数、被害額は以下の通りです。

【2014年】344件 16億3437万円 ※過去最多
【2020年】136件 2億4105万円
【2021年】202件 4億7261万円
【2022年】234件 6億8446万円
【2023年】305件 約7億8288万円 ※11月末時点