安倍元総理が搬送された奈良県立医大病院の会見で何が語られたのか、最新情報を現地からお伝えします。
午後6時ごろから30分ほど、病院長と担当医からの会見が行われました。
担当医によりますと、救急隊が駆けつけたときにはすでに心肺停止状態だったということです。病院に運ばれたあとも蘇生措置が行われたのですが、午後5時3分に亡くなったと発表されました。
身体に2か所、銃創(銃による傷)があり、心臓、そして胸部の大血管に損傷があったと発表されました。首の真ん中から少し右の場所に2か所、小さい銃による傷があったという発表もありました。致命的になったのは2か所のどちらか分からないということです。
病院で行われた処置に関しては、出血点を探し止血する手術が行われ、輸血を行ったということです。輸血に関しては“100単位以上”の輸血という答えだったのですが、何リットルなのかという説明は今は難しいと話しながらも、大量の輸血が行われたことは間違いないようです。
最終的には20人以上の態勢で対応したと話しました。
また銃弾に関して、手術の際、身体の中に弾は確認できなかった、そして左肩に1つ弾が貫通しているような部分がみられたという発表がありました。
午後4時57分に安倍昭恵夫人が病院に到着しました。午後5時3分に安倍さんがお亡くなりになったということから、報道陣から昭恵夫人の様子についても質問がありましたが、担当医は「処置以外のことは話せない」「安倍さんは搬送されるときから心肺停止状態であった」と改めて答えていました。
過去の安倍元総理のご病気と今回亡くなられたことに関しては因果関係はないという話もありました。
病院長は「病院としては手を尽くした。非常に残念だ」と話していました。
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