今年、2024年は令和6年で辰年です。7月には、フランス・パリでオリンピックが開催され、渋沢栄一がデザインされた新たな1万円札が発行されます。さらに、もう1つ大きな特徴があります。「うるう年」です。

4年に1度、2月が29日まである「うるう年」。実は、地球が太陽の周りを1周するのに掛かる日数はきっかり365日ではありません。正確には365.2422日です。紀元前の昔、この事実に気づいた人類は、毎年溜まってしまう「端数」の約6時間を処理するため、4年に一度2月に1日追加したのです。「ズレ」を放っておくと大切な宗教催事や農耕の区切りを示した暦と実際の季節の間がどんどん開いていってしまうからです。

地球の公転、自転には“ムラ”があるのです

2月29日生まれの人だけの“持ちネタ”
「私は4年に1度しか誕生日が来ないからみんなより若いの」
という冗談を冷たくかわした人は少なくないでしょう。もし、そうであれば見た目はともかく、年齢は若くなります。しかし、実際にはそういうわけにはいきません。