【疑問2】酔いやすい酒は?サワーか水割りかお湯割りか

酒の種類によって、違いはあるのでしょうか?
ウイスキーや焼酎などの「蒸留酒」より、ビール・ワイン・日本酒などの「醸造酒」の方が分解に時間がかかり、肝臓の負担になりやすいと言われています。

また、お酒を割るものとして、酔いやすくなるのは【炭酸>お湯>水】の順

伊藤院長:
炭酸で割ったときが一番吸収が早いんです。血管拡張作用があって、アルコールが回りやすい。さらに炭酸の刺激で胃に負担がかかり、清涼感もあって飲みやすいのも原因です。
お湯割りも、香りを楽しんでいる分にはいいんですけど、速いスピードで飲むと吸収が速くなってしまいますのでゆっくり飲んでください。

恵俊彰:
水は常温がいいんですか?氷とか入れない方がいいんですか?

伊藤院長:
氷は入れてもいいんですけど、酔いがわかりにくくなって飲み過ぎてしまうという傾向があります。

【疑問3】〆のラーメンは? 飲んだ後に食べるもの 

飲んだ後についつい食べたくなる、〆のラーメン。肝臓への負担はどうなのでしょうか?

伊藤院長:
飲んだ後、寝る前に糖分を摂るということは、実は理にかなっています。
肝臓はアルコールを分解するために少し「糖分」を必要とするんですね。
ラーメンの「麺」は糖分摂取の側面もあるかもしれないですけど、ただ塩分や脂肪分を摂り過ぎる傾向がありますので、避けていただいた方が良いと思います。

糖分を少し摂るのにおすすめなのが・・・

伊藤院長:
小さなおにぎりとか、お茶漬けとか
「ミッドナイトスナック」というんですけど、お酒を飲んでから寝るまでの間に少し糖分を入れると、肝臓の解毒作用が楽に働きます。

弁護士 八代英輝:
飲んだ後に、柿を食べるといいって言われたんですけど。

伊藤院長:
正解です。解毒作用のあるタンニンが入っていて、ビタミンCも豊富ですね。カタラーゼも入って、肝臓の解毒作用が入っていますので、柿はいいです。

また、アルコールを飲むと利尿作用で脱水症状になりがちなので、スポーツ飲料や、経口補水液などの電解質が含まれている水分を摂取すると、二日酔いの予防にもなります。