【V×V TuesDay】はバスケットボールB1リーグ『長崎ヴェルカの3連戦』を振り返ります。
“日本のトップチーム” アルバルク東京と天皇杯とリーグ戦で激突しました。

第1戦 12月13日(水)天皇杯

B1リーグ勝率1位、かつ、最少失点を誇るアルバルクの鉄壁ディフェンスをヴェルカはスピードで攻略しました。

1試合の平均失点が「64.6」のアルバルクを相手に速攻を軸に87点を奪って勝利。
トーナメント方式、“一発勝負”の天皇杯で、準々決勝進出を決めました。

天皇杯で勝ち残っているチームはシードを含め6チームしかありません。
日本一まで、あと3勝です。

第2戦 12月16日(土)B1リーグ戦 GAME 1

「この勢いでリーグも連勝」といきたかったのですが、アルバルクは手強いチームでした。
16日(土)のリーグ戦では、アルバルクがヴェルカの速攻を封じてきました。
ヴェルカ対策をしたアルバルクの堅い守備に屈し、今シーズンワーストの62得点で敗れました。

第3戦 12月17日(日)B1リーグ戦 GAME 2

1勝1敗で迎えた17日(日)のゲーム。
ヴェルカは流れに乗れず第2クォーター途中で最大15点差をつけられます。

追い詰められたヴェルカは後半、今一度、自分たちの原点に立ち返りました。
守りはアグレッシブに!攻めはスピーディーに!
荒谷の超絶ノールックパスからパーキンズのダンクも飛び出します。

荒谷裕秀選手:
「後半に自分たちのバスケットをもう一度取り戻そうというミーティングがあって、自分たちのバスケットにフォーカスできた」

勢いに乗ったヴェルカは第3クォーターに34得点をたたき出すと、第4クォーター、ついに1点差まで追い上げます。

しかし、もう一歩及ばず──
連敗を喫しましたが、収穫の多い試合でもありました。

長崎ヴェルカ 前田健滋朗HC:
「我々には可能性があるということを示せたゲームだった、ここから先きょうのアルバルク東京もそうですけど、日本・B1のトップのチームをしっかり食っていけるようなもっともっと強いチームになっていきたい」

ヴェルカ対策として『ファールをしてでも速攻を阻止』してきたアルバルクはさすがの強さ。

前田HCは「100%の力を出しても相手に上回られる場面もあった。95%、95点ではダメだ。40分間フルに100%を出して勝ちが見えてくる。
ヴェルカ対策を講じられたときにどう打って出るか成長していきたい」と話していました。

次の相手もチームの成長に申し分ない相手です。
21日、昨シーズンのチャンピオンチーム、琉球ゴールデンキングスと対戦します。