不満の声がOBからも「パス回しも禁止と!」


不満を抱いているのは荒木さんだけではありません。移転の約4か月前、学生らが大学に提出した要望書です。
野球部「JRの線路側だけでも、球技ができるほどのネットの設置を要望する」
サッカー部「天井を覆うネットの設置を要求します」
大学側「設置団体である京都市に要望してきたところですが、様々な課題があり対応は困難」
危機感を募らせているのは学生以外も。遡ること8年前。

「『大学の思い出は?』と聞かれれば、浮かぶのはアトリエでの制作とグラウンドで走り回った記憶です。移転先に、クラブ活動実施に必要な運動施設を建設して下さい」
運動部OBを中心とした2000人余の署名が、門川市長と当時の学長に提出されていました。
移転前の今年9月、こうした状況を知った地元議員の呼びかけで、OBや保護者らが集まっていました。

サッカー部OB「めちゃくちゃ腹立っているというか。今回衝撃的だったのはパス回しだけだったらできるのかなと思ったらそれも禁止と」
保護者「門川市長のお話を何回か色々な場で聞いているんですけれども、『学生のために』と言う言葉がなかなか出て来ません!もう喉元までムカムカとくるんですけど」