京都駅のすぐ近く、とてもアクセスのよい立地に移転オープンした京都市立芸術大学。キャンパスはきれいで、学生はウキウキ気分で通うのかと思いきや、新しいキャンパスに、憤慨している学生もいるというのです。いったい何が起きているのか、怒りの現場を取材しました。

門川大作市長「京都駅の東隣、崇仁地域に移転することができました」
今年10月、千年の都の玄関口は、華々しいムードに包まれていました。京都市が設置する日本で最初の芸術系大学「京都市立芸術大学」の移転セレモニーです。総事業費は約270億円。オーケストラやオペラの演奏会に対応できる音楽ホールなど、最先端の環境に囲まれています。
学生「駅から近くて色々と便利なところが多いので、移転して良かった」
学生「コンクリートで統一されていて、写真映えしやすい」
学生「自分はこっちの方が好きかなと思っています」

しかしその裏で、キャンパスの「ある場所」を1人見つめる学生がいました。サッカー部に所属する荒木颯太さん(修士課程)です。