前半は、詰めかけた7000人を超えるラグビーファンを熱くする白熱の展開となります。両チームの選手が体をぶつけあう音が聞こえてくるほどの肉弾戦。有名選手をずらりと並べて多彩な攻撃を繰り出すワイルドナイツに対して、ライナーズは強い当たりと鋭いタックルで対抗。開始早々に、ワイルドナイツに1トライ(5点)こそ許したものの、その後はフィジカルを前面に押し出してペースを握ります。そして、30分すぎには、センターのステイリンパトリック選手がインゴールに飛び込みます。しかし、TMO(ビデオによるリプレイ検証)の結果、ノックオンとなって無情にもノートライ。同点、逆転の絶好のチャンスを逃します。逆に、ワイルドナイツは前半終了間際、ライナーズ陣内に攻め込むと、ここぞとばかりにFW陣が集中。スクラムを押し込んで貴重なペナルティーを奪います。このPGのチャンスをSO松田力也選手がきっちりと決めて8対0、リードをひろげて前半を折り返します。