17日から日本列島に襲来している寒波。19日はいったん弱まっていますが、20日からはさらに強い寒気が流れ込んでくる見込みで、日本海側を中心に大雪、全国的に真冬並みの寒さが予想されています。

この20日からの寒波については、14日の時点で「低温に関する早期天候情報」が全国の広い範囲に出されています(日本海側は「低温と大雪に関する早期天候情報」)。

この「早期天候情報」は、その時期にその地域としては10年に1度しか起きないような極端な低温や大雪になる確率が30パーセント以上ある、という時に気象庁から出されるものです。今回の場合は、20日頃からの5日間程度、気温が平年よりかなり低く、日本海側を中心に雪の量が平年よりかなり多くなるおそれがあるとして発表されました。

ところが18日午後、今度は「高温に関する早期天候情報」が発表されました。対象は東北地方と北海道地方で、12月28日頃からの5日間程度、気温が平年よりかなり高くなる可能性があるとするものです。

18日に発表された「高温に関する早期天候情報」(気象庁HPより)

クリスマスを過ぎると、強い寒気の流れ込みはおさまってくる見込みで、この予想通りいけば、年末年始の北日本は、例年より寒さが楽に感じられそうです。ただ、今週末にかけて雪の量が多くなると予想される地域では、寒さが緩むとなだれや落雪に注意が必要となるでしょう。