ことし県内で梅毒の患者数が過去最多となっていることを受けて、今週から県内3か所で夜間の相談・検査体制が拡充されることになりました。

梅毒の検査体制が拡充されるのは長崎市、佐世保市、県央の3地区で、今週から来月にかけて週に1回、午後8時まで行われます。

検査は無料で、電話かインターネットで事前予約が必要です。

梅毒は主に性的接触によって感染し、全身に発疹が出るほか、数年間処置を行わないと心臓や血管に異常をきたす恐れがあります。

県内の今年の感染者数は去年のおよそ3倍の138人で過去最多となっていて、感染報告は長崎市・佐世保市・県央の医療機関で全体の9割以上を占めているということです。

長崎県感染症対策室:
「昨年と比べて約3倍というところで、県としては危機感を持っていく」

県は感染状況を見ながら、今年度末まで梅毒の夜間検査拡充を続ける予定です。