「今、勝ちたい」大谷翔平選手の決意の重さ
井上キャスター:
スポーツ選手史上最高額での契約になったので、大谷選手が華やかな、晴れやかな表情が多いと予想していましたが、予想以上にシリアスだったな、というふうに感じました。
大谷選手のこれから背負っていくものの重さや覚悟、決意、決断の重さを、個人的にはより感じましたが、笹田さんはどうご覧になりましたか?

メジャーリーグ取材歴29年 笹田幸嗣さん
やはり大谷選手の「今、勝ちたい」。その言葉に本当の彼の気持ちがあらわれていると僕は思います。
実は、大谷選手とドジャースが会った金曜日、その後にネズ・バレロ代理人は最後にエンゼルスに「どうする?」と問いかけてるんです。
要は最終交渉はやはり、ドジャースとエンゼルスだったわけですが、エンゼルスがドジャースを上回る条件を出せなかった。そして、「今、勝ちたい」ということで今回の決断に至ったということだと思います。
井上キャスター:
日本では大谷選手の報道一色ですが、アメリカではどのくらいのボリュームで報じられていますか?
笹田さん:
ロサンゼルスの話になりますが、会見が終わった後、ドジャースのスポーツ専門局「SportsNet LA」のリポーターが、大谷選手にインタビューしてるんですね。
大谷選手に「トロントに行った、と大騒ぎになっていましたが、そこはどうなってたんでしょうか?」という質問を投げかけたんですけども、そのとき大谷選手は、自宅でデコピンと遊んでいたそうです。なので、「この報道はどうなってんのかな?」という思いで聞いていたそうです。