15日の日本列島は、前線や低気圧の影響で東日本・北日本を中心に雨や雪が降っている一方、西日本では宮崎で最高気温が25度に達して夏日となるなど、12月らしからぬ陽気となっている所もあります。
しかし、17日からは全国的に寒波がやってきます。17日は北海道の東で低気圧が発達し、冬型の気圧配置に変わります。

大陸から流れ込む寒気が、日本海上空で雪雲を発達させ、18日にかけて北日本~東日本の日本海側を中心に雪の量が多くなるおそれがあります。風も強まり、日本海側では17~18日は暴風警報や暴風雪警報、波浪警報が発表され、大荒れとなる地域もあるとみられます。

19日はいったん寒気の流れ込みは弱まりますが、20日からはまた次の寒波が西の方からやってくる見込みです。このため気象庁は20日頃から5日間程度を対象とする「低温に関する早期天候情報」(日本海側では「低温と大雪に関する早期天候情報」)を、北海道を除く全国各地に発表し、水道管の凍結防止や除雪などの対応を呼びかけています。

宮城県内も、17日以降は西部を中心に雪の降る日が増え、平地でも雪の積もる日がある見込みです。気温も平年より低い日が多くなるため、積雪や凍結によるスリップに注意してください。

17日からの寒さで体調を崩したりケガをしたりということがないよう気をつけながら、健康に年末年始を迎えたいものです。