診療報酬を不正に請求したとして、長崎県松浦市の市立診療所が、来月1日付で保険医療機関の指定を取り消されることになりました。

取り消し処分を受けるのは、松浦市の離島、青島にある松浦市立青島診療所です。

九州厚生局によりますと、青島診療所では2019年から20年にかけて、当時勤務していた75歳の男性医師が『自分自身に行った診療』や『医師の診察がない看護師による投薬・採血』など、あわせて患者12人分、129件を診療報酬として不正・不当請求し、68万円あまりを計上していたことが監査で確認されたということです。

九州厚生局では、青島診療所を2024年1月1日付で保険医療機関の指定を取り消すとともに、12月14日付で75歳の男性医師の『保険医としての登録』を取り消しました。

松浦市によりますと、青島診療所は2024年1月1日から保険医療機関ではなくなるため、医療保険が適用されなくなりますが、保険医指定されている医師がすでに勤務しており『診療報酬のうち被保険者の負担分を引いた額』を松浦市が一時的に立て替えることで、患者の自己負担額はほとんどの場合、これまで通りにするということです。

松浦市の友田吉泰市長は14日「開設者として指揮監督が不十分だったと責任を痛感している。再発防止策を講じており、不正行為が生じないよう対策を強化していく。
離島に1か所の医療機関という重要性から来年1月以降も保健非適用医療機関としてこれまで同様の週2日午後の診療を行う」とのコメントを発表しました。