そして「カメラマンが、カメラでカメラを撮影した写真集」が生まれた

そんな若林さんが2023年8月に出版したのが、自慢のコレクションを紹介する写真集です。モデルは、若林さん所有の二眼レフです。

まさにカメラマンが、カメラでカメラを撮影した、マニアにはたまらない本です。

(写真カメラマン 若林のぶゆきさん)
「金属の感じはいいよ」

正方形の独特の構図。どっしりとした見た目。何よりも「連写できない、フィルムカメラならではの緊張感」が魅力だといいます。

(若林のぶゆきさん)
「一枚の写真に込める。しっかり良いところを見定めて写す。撮ったよって思えるんですよ」

大おばあちゃんに買ってもらったカメラ

(若林のぶゆきさん)「ちょっと恥ずかしいんですけど」

岡山市出身の若林さんは、1964年に東京で個人スタジオを開設。その後は横浜市で【画像④】のような美しい風景写真を数多く撮影してきました。

本格的なカメラとの出会いは高校生の時だったといいます。

【画像④】

(若林のぶゆきさん)
「大おばあちゃんに買ってもらったカメラ(【画像⑤】)、裏にはNOBUYUKI WAKABAYASHIって(【画像⑥】)。もうこれから始まったって感じですね」

【画像⑤】
【画像⑥】

目の前の風景をそのまま残すことができる喜び。高校生ながら県内各地に赴き撮り続けました。

(若林のぶゆきさん)
「大事に大事に、夜も磨いて枕元に置いて。これ、本当に大事に…」