「検察から喋るなと言われてるわけでもない」

プチ鹿島さん:
今でも覚えてることがあって、2018年に石破さんが総裁選に出られたとき、キャッチフレーズといいますか、「正直で公正な政治」を掲げたじゃないですか。あれが今の自民党に一番足りないものなのではないかと思うんです。

さらにあのとき、「正直で公正な政治」というのを掲げたら、党内から怒られましたよね。自民党では、何で“正直で公正”を掲げると怒られるんですか?

自民党 石破茂 元幹事長:
「みんなそう(公正)じゃないと思ってるのか」と。「今の政治は正直で公平じゃないというふうな認識なのか」というような。「自分で自分の党を貶めるようなことを言うとは、けしからん」というご批判がありました。

私も議員になって33年目か34年目。正直、公正みたいなことは、自分の選挙の度に掲げてきたスローガンだったので掲げたのだけれども、「自分の党を貶めるようなことを言ってはならない」みたいな、あるいは「党内にそういう軋轢を起こすようなスローガンは控えた方がいい」など、いろんなご指摘はあります。

プチ鹿島さん:
軋轢になってしまうと?

自民党 石破茂 元幹事長:
わかんないです。そうだったかもしれないけれど、「そういうことを言うのはお前のためにならんよ」みたいな、すごくありがたいご忠告もありましたね。

プチ鹿島さん:
政治家の方というのは公人じゃないですか。皆さん自分から手を挙げて、公人になりたいと言った方ですよね。なので、何を聞かれても答えなくてはいけないと思うし、お金の流れも1円たりとも説明するのが公人だと思うんですけど、なぜできないんですか。

自民党 石破茂 元幹事長:
いろんな閣僚の方、立場のある方が「捜査中であるから」、「政府の立場だから」、というふうにおっしゃってますね。それぞれの考えなんでしょう。ただ、捜査中であるからと言っても、それこそ検察から喋るなと言われてるわけでもないし、解明が早く進むためには一番実情を知ってる当事者から、「いや、こういうことだったんだ」、「事務的なミスであった」など、そうなことを明らかにした方が、より明確になるということなんでしょう。

政府の立場だからと言われても同一人格ですから、政府の立場を離れて、一議員として会見するという場があっても、いいと思います。いろんな考え方が出るんでしょうね。

小川キャスター:
どなたも明確に説明をしていないですね。