3年前の7月豪雨で被災したJR肥薩線について協議する国と熊本県、JR九州の会議で、県が観光を軸とした復旧案を示しました。

鉄道での復旧を目指す県の案では、人吉駅前の整備やSL人吉に代わる観光列車の導入など観光への投資が盛り込まれ、地元への経済波及効果をバスと比べて年間119億円多いとしています。

復旧の時期は10年後の2033年度ごろを目指すとしました。一方で、JR九州は鉄道での復旧に依然として慎重な姿勢を示しています。

JR九州 松下琢磨総合企画本部長「(県の復旧案を)しっかりと、そして重く受け止めていきたい。持続可能性という観点で私どもはしっかりと検討していく必要がある」