松野官房長官 後任人事は押しつけ合い?

藤森祥平キャスター:
12日、松野官房長官に対する不信任決議案が否決されました。これが一つの大きな動きでしたが、岸田総理は14日、松野官房長官を事実上、更迭する方針です。

つまり12日は「やめさせるべきだ」と言われたにもかかわらず、岸田総理を始め自民党としては否決。ただ、14日にはやめさせる方針である。一体時間をかけて何をやってるんだという印象ですね。

23ジャーナリスト 宮本晴代:
本当ですよね、ちぐはぐだと言えると思います。与党の公明党・山口代表は「否決したからといって、(松野長官を)即信任したと評価すべきでない」としています。

東京大学 斉藤幸平准教授:
よくわからないですよね。だけど更迭するということで…何て言うんですかね。

哲学や概念、言葉を専門としている私の立場からすると、政治家の方がおっしゃってる言葉があまりにも意味がわからなくて、言葉が壊れている。

民主主義の根幹って、「議論」とか「対話」なので、言葉が壊れてしまうと民主主義そのものも脅かされてしまいかねないですよね。

小川彩佳キャスター:
こうした中、官房長官の後任人事はどうなるのでしょうか。
11日、番組では人事は難航しているとお伝えしましたけれども、1日経って状況が変わりましたか?

23ジャーナリスト 宮本晴代:
あまり大きく変わってはいません。今こんな方々が有力な候補者なのではということで名前が挙げられています。

▼茂木派 前厚労大臣 加藤勝信
▼岸田派 前外務大臣 林芳正
▼岸田派 元厚労大臣 田村憲久
▼無派閥 前法務大臣 斎藤健

他にも何名か候補者があがっていますが、永田町を取材しているとこんな声が聞こえてきます。

閣僚経験者「いい迷惑だ」
ベテラン議員「加藤さんがいるでしょ」

東京大学 斉藤幸平准教授:
名前があがってもいい迷惑であると、沈没船みたいな感じですね。

23ジャーナリスト 宮本晴代:
誰も自分でボールを受け取りたくないから、みんなで押し付け合っているという状況ですね。