阪神は12日、公式ホームページで2024年の新スローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』を発表した。昨季の「A.R.E.」を踏襲し、今季は「GOES ON」が追加。球団初のセ・リーグ連覇、さらには日本一連覇を狙う。

コンセプトについて「リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です」と説明している。

今季、岡田彰布監督(66)が「優勝」の隠語として使用していた「アレ(A.R.E)」をチームスローガンに掲げた阪神は、18年ぶりにリーグ優勝を達成。オリックスとの関西ダービーを制し38年ぶりに輝いた「日本一」を「アレのアレ」と表現するなどして注目を浴び、「アレ」が流行語大賞も受賞した。

「アレ」の誕生は13年前。岡田監督は由来について「一番最初に言ったのはオリックスのときなんだよね。オリックスの監督のとき(2010年~2012年)に1年目、交流戦で優勝したんよ。オリックス初めての優勝だったんだけど、選手がそわそわするんよ。で、(スタッフも含めて)「優勝」と言うなと。それで“アレ”(=優勝)にしようと。あのときはずっとオリックスが20年くらい優勝が無くて経験が無いっていうかね」と説明していた。

■「A.R.E.」
“個人・チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく”という想いが込められている。(球団ホームページより)