ついに決着した大谷翔平(29)争奪戦。契約合意を勝ち取ったドジャースは7度のワールドシリーズ制覇を誇る名門であり、これまで野茂英雄さんをはじめ、9人の日本人選手(※1)が在籍し、日本のファンにもなじみのあるチームだ。その契約金は10年総額7億ドル、日本円にしておよそ1015億円と、プロスポーツ史上最高額となった。気になる大谷選手の今後の動向を現地取材班に聞いた。

入団会見は現地12月12日以降に

大谷選手は契約合意したという段階であり、ドジャースの詳細なメディカルチェック後、正式契約が取り交わされ、晴れてドジャース大谷誕生となる。早ければ、現地12日もしくは14日(日本時間15日金曜日)に入団会見があると推測される。

背番号は「11」か

エンゼルス在籍時の「17」が用意されているという報道が出ている。この番号「17」は大谷選手が花巻東高校1年生時に最初に貰った番号であり、新天地のメジャーに二刀流で挑む大谷選手にとってもふさわしい番号であった。もうひとつ、今回はエンゼルス移籍時には選択出来なかったプロ野球・日本ハム在籍時の背番号「11」が空き番号となっている。こちらは次なるドジャースで10年契約で臨む覚悟と共に、メジャー第二幕としては「17」の次に「11」となるストーリーもこだわりが感じられるものといえよう。なお、侍ジャパンでは「16」を背負っていたが、今後も代表限定の番号という自身の認識もあるようで、ドジャースにおいて選択する事はやや可能性が低いと思われる。

水原一平通訳は

今や大谷選手と共に日本のファンならず、現地でも知られる水原一平通訳との関係も気になってしまう。大谷選手との信頼感においては揺るぎない。共にドジャースに行って、水原通訳がこれまでと同じように支えるため、球団通訳として大谷選手が招く事が予想される。大谷が“生涯ドジャース”と言ったように水原通訳も“生涯大谷”となっていくだろう。

※1…これまでドジャースに在籍した日本人
野茂英雄、石井一久、木田優夫、中村紀洋、斎藤隆、黒田博樹、前田健太、ダルビッシュ有、筒香嘉智