高知競馬の騎手が、高知市で開かれたピアノのコンサートに、障がいがある人たちを招待しました。

高知競馬の赤岡修次(あかおか・しゅうじ)騎手は、2007年から、障がいがある人たちを演劇やコンサートなどに招待しています。今年は、「左手のピアニスト」と言われる智内威雄(ちない・たけお)さんのピアノコンサートに、大人から子どもまで65人を招待しました。

智内さんは、局所性ジストニアという筋肉が異常運動を起こす病気で右手で演奏ができません。左手だけで演奏をする智内さんですが、その音色からは、ピアノへの真っすぐな思いがあふれ、会場を訪れた人たちを魅了していました。

「(楽しかったですって言いゆうが?)そうです」
「楽しかったです」

「静かに見ないといけないというのは気になるので(コンサートには)行かないですね。迫力があってよかったと思います」

赤岡騎手は、「現役でいる限りは、この活動をずっと続けていきたい」と話していました。