パレスチナ・オリーブ代表 皆川万葉さん:
「今回の出来事もあってどうなっているのかなと思ったら、“自分たちは希望を失わない。同じ風にやっていく”という強い意志を感じた。すごいなと思ったのは、毎年、生産者団体はアラブ・パレスチナとユダヤ系のイスラエル人それぞれのボランティアの人たちが一緒になってオリーブの収穫イベントを行っているのですが、今年どうなるのかな…と思って聞いたら『やる』と。実際11月18日に行われましたが、今回他の団体ともコラボして500人の参加だったそうです」

皆川さんは、シンディアナの人たちの信念を感じました。

パレスチナ・オリーブ代表 皆川万葉さん:
「生産者団体のシンディアナは、この現状はおかしい、それを変えていかなきゃいけない。平等に共存する、共に働くことにしか未来はない、それは唯一の道だと今回も強調していました。パレスチナ人と共に働く生きていくというのを“夢物語だよそんなの”という人もいるわけです。でも、私たちは25年やってきているんだし、こんな風に一緒に収穫できることを見せることに意味があるんだと言っていたりしますね」

オリーブオイルが繋ぐもの

遠く離れているパレスチナを身近に感じることのできる、その1つがオリーブオイルなどの商品、そしてそれを生産している人たちの存在です。