140億黒字「愛知万博」は予算超過を見越して・・・
2005年に開催された愛知万博。想定を超える2200万人以上が来場し、およそ140億円の黒字をもたらした。

愛知万博の元事務総長・中村利雄氏。愛知万博も予算の不足や会場の変更など、さまざまな問題を抱えていたという。
愛知万博 元事務総長 中村利雄氏
「(誘致決定から)5年6年のスパンがあるので、そういうリスクはある。それは自分たちの努力と、皆さんのご理解という中でしのぐしかない」
会場建設費が予算を超えることを見越して、企業から協賛を集め、まかなった。
海外パビリオンは外装や内装の工事費用のみ各国が負担。今回の大阪とは異なり、基本となる建物は日本が全てを用意したが、組み立てが簡単な物を使いコストを抑えた。
何よりも優先したのが「環境重視」だ。批判の声に耳を傾け、自然をなるべく破壊しないよう心掛けた。17種類に及ぶごみの分別をするなど、環境に優しい会場が評価された。
愛知万博 元事務総長 中村利雄氏
「大阪万博も自分たちのテーマや意義、それが基本なのでしっかり説明しないといけない。全体を俯瞰して、何がタイムスケジュール上一番重要か、進め方の構造をきちんと把握した上で、優先順位をつけてやることが重要」














