「パーティー自体必要」「出と入りはっきりしてれば、それでいいだけの話」

疑惑が深まるばかりなのだが、石破氏は政治資金を集めるパーティー自体は必要だとし、そのお金の管理をきちんとすることが求められていると話す。
石破氏
「ノルマとかね、キックバックとか裏金とか言うとすごいネガティブな響きがあるんですけどね。やっぱりその派閥としてみんなが資金を潤沢に持っているわけじゃないんで。(お金の)出と入りがはっきりしてれば、それでいいだけの話なんですよ。要はたくさんお金を、パーティー券を買った人の言うことを聞くような、そんな政治してませんよねっていうことと、誰がお金出してますかってことがはっきりしてる。そしてそれが政治活動費に使われているってことさえはっきりしてればね。何もそのパーティーって違法な行為してるわけじゃないって」
自民党における派閥は政策集団というと聞こえはいいが、ポスト配分、選挙活動支援、そして集金システムとして機能していて、その問題点はかねてから指摘されている。石破氏はかつて幹事長時代に脱派閥を唱えていた。一度は無派閥議員を束ねる形で水月会という派閥を形成するも2021年に緩やかな議員グループ(石破グループ)へと組織形態を変えてもいる。そんな石破氏だが意外にも派閥が持つ本来の役割は評価した。
石破氏
「やっぱりその派閥で5年先、10年先、50年先のこと、考えようっていう政策の勉強をするのは大事なことです。そして同じ思いを持った人たちがみんながみんな選挙に強いわけじゃないんで、選挙にあんまり強くない人のとこに応援に行こうね、お互い助け合おうねってのも大事なことですよ。党がみんな面倒を見てくれるわけじゃないんだから。だからそういう意味での派閥はあっていいだけども、そこのお金がどっから入ってどこに出ているのだか全然わかりません。あんまり政策の勉強もしていませんということになるとこれ何なんだろうねって人が思う。だから人がそう思わないように私たちは努力します」