日本野球機構(NPB)は8日、昨年に続き2度目の「現役ドラフト」を開催し、公式ホームページ上で各12球団の獲得選手を発表した。今年日本一の阪神から馬場皐輔(28)が巨人へ移籍するほか、12人の選手が来季から新天地でプレーすることになった。
出場機会に恵まれな手の移籍活性化を目指す制度として昨年から開催され、各球団が12月1日までに2人以上の対象選手を選出し、そこから各球団最低1選手を指名する仕組みとなっている。今年も前回同様、2巡目は実施されず、移籍した12人中9人が投手に。
【現役ドラフト2023】
◆セ・リーグ
阪神:漆原大晟投手(27、オリックス)
広島:内間拓馬投手(25、楽天)
DeNA:佐々木千隼投手(29、千葉ロッテ)
巨人:馬場皐輔投手(28、阪神)
ヤクルト:北村拓己内野手(28、巨人)
中日:梅野雄吾投手(24、ヤクルト)
◆パ・リーグ
オリックス:鈴木博志投手(26、中日)
ロッテ:愛斗外野手(26、西武)
ソフトバンク:長谷川威展投手(24、日本ハム)
楽天:櫻井周斗投手(24、DeNA)
西武:中村祐太投手(28、広島)
日本ハム:水谷瞬外野手(22、ソフトバンク)
現役ドラフトは「年俸5000万円以下のFA権を保有しない日本人の支配下選手」が対象。以下に該当する選手は対象外。
【対象外の選手】
◆年俸5000万円以上の選手(1名に限り5000万円以上1億円未満も可)※注1
◆外国人選手
◆複数年契約を結んでいる選手
◆過去にFA権行使の経験のある選手
◆FA有資格選手
◆育成選手
◆前年(22年)のシーズン終了以降にトレードで獲得した選手
◆23年シーズン終了後に育成から支配下になった選手
※注1)今年の新ルールとして、球団が「5000万円以上1億円未満の選手」を対象としてリストアップした場合、5000万円未満の選手を1人追加し、計最低3人リストアップしなければならない。