仙台市中心部に老朽化したビルの建て替えなどを促すプロジェクトの第1号となる複合ビルが完成しました。次世代放射光施設「ナノテラス」と連携した設備も整っていて、2024年3月のグランドオープンが予定されています。

仙台市青葉区中央4丁目に完成したのは、「アーバンネット仙台中央ビル」です。竣工式には、関係者が出席し神事を行って建物の安全や今後の街の活性化を祈願しました。

ビルは地下1階、地上19階建てで1階には市民が自由に利用できるフリースペースが設けられ、開放的な空間となっています。また2階は、会員制の会議室や打ち合わせスペースとなっています。3階は、来年度から運用が始まる「ナノテラス」と連携したフロアです。分析室では、ナノテラスと専用の高速回線で結ぶことでほぼリアルタイムで測定結果を確認できます。仮眠室も整備され24時間態勢での研究も可能です。

大槻聡記者:
「1フロアの面積はおよそ500坪で仙台駅西口エリアでは最大級だということです」

5階から19階までの高層階はオフィスフロアとして利用されます。

NTT都市開発 辻上広志社長:
「ナノテラスとの連携によって産業の活用を促進していく機能、あるいはベンチャー企業、スタートアップ企業の育成支援という機能も持っている」

このビルは、老朽化したビルの建て替えを促す仙台市の助成制度「せんだい都心再構築プロジェクト」の初めての事例として建設されました。グランドオープンは2024年3月中旬の予定で、すでに複数の企業がテナント契約を結んでいるということです。