最終章 ~母親をパニックへ~ 息子の容態が急変

最後に上司役のタカハシからの着信が・・・。
タカハシは「自宅に向かう途中で息子の容態が急変し、救急車を手配している」と衝撃の事実を告げますが、その後ろでは救急車のサイレン音が鳴り響いています。この音響効果でターゲットの不安感は最高潮に・・・!
不安感を拭えない状態のまま、今度は一緒にいる息子役に電話を代わり、上司役・タカハシの息子が金を取りに行くことが説明されます。この間ターゲットの電話を切らせないことで通報を防ぐという、巧妙な手口です。
どう防ぐ?家族、自分が被害に遭わないために
年末にかけて増加する、高齢者を狙った特殊詐欺。防止策はあるのでしょうか。
特殊詐欺ジャーナリスト 石原行雄氏:
普段から連絡を密にとって相談できる人が近くにいるということが必要だと思います。
元大阪府警刑事 中島正純氏:
ほとんどの特殊詐欺は電話から始まります。だから基本的に留守番電話にしておきましょう。
もう一点、特殊詐欺ではさまざまな手口でターゲットの不安をあおりますが、最終的には必ずお金の話になるということを憶えておきましょう。
お金の話になった時にはおかしいと思っていただいて、身近な人に相談することが一番大切だと思います。
ご紹介したケースでは、最後の段階で自宅にいた孫が祖母の電話での会話を不審に思い、警察に通報し、詐欺被害を防ぐことができたそうです。
(ひるおび 2023年12月1日放送より)