“裏金疑惑”問題で、岸田総理を含めた自民党の幹部8人が緊急会合。総理は「派閥のパーティーは当面自粛」との指示を出しましたが、疑惑への説明責任はまだ果たされていません。そもそも政治資金パーティーとは、どのようなものなのでしょうか。

自民トップ8が緊急会合 “裏金疑惑”で派閥パーティーは自粛に

“裏金疑惑”に揺れる自民党。

岸田総理の呼びかけで緊急会合が行われ、岸田総理、麻生副総裁、茂木幹事長、萩生田政調会長、森山総務会長、小渕選対委員長、関口参院会長、世耕山陰幹事長の幹部8人が一堂に会しました。

“裏金疑惑”が持たれている安倍派からは萩生田政協会長と世耕参院幹事長の2人が参加しています。

会合が始まって約30分。幹部らで話し合われた党としての対応について、岸田総理は…

岸田総理:
「国民の政治に対する信頼が揺らいでいる。党として、信頼回復に向けての取り組みを明らかにするまではパーティーの開催を自粛すること。さらには、年末年始の派閥の行事についても自粛をすること。このことを申し合わせ、徹底していくことを確認いたしました」

派閥のパーティーや年末年始の行事を自粛するとした岸田総理ですが、与党内からは「パーティーが悪いわけではなくて、カネの流れが問題なわけだよね。パーティーを自粛しろというのもおかしな話だ」といったツッコミも。

ーーパーティーの自粛は根本的な解決になるのか

自民党 茂木敏充 幹事長:
「自粛が根本的な解決だとは思っておりません。2度とこういった問題が起こらない対策をとっていく。これが解決策だと思っていますが、その対応策が取られるまでの間は、自粛をするということ」

では、その対応策についてどのような話し合いがあったのでしょうか?

自民党 茂木 幹事長:
「まだ問題点が完全には、また事案の概要もまだ完全にはわかっていないので、そういった議論はしていません」