日産自動車とフランスのルノーは資本関係を対等に見直してから初めての記者会見を開き、今後も協業関係を継続していく姿勢を強調しました。

日産自動車とルノーの資本関係をめぐっては、日産が1999年にルノーの事実上の傘下に入って以来、規模で上回りながらもルノーへの議決権がない日産にとって「不平等」とも言える資本関係が続いていましたが、先月、ルノーが日産への出資比率を引き下げ、対等な関係に見直されています。

日産自動車 内田誠 社長
「お互いの強みを生かすことによって新たな成長の機会を生み出し、長期的な価値を生み出すことができると確信しています」

そうしたなか、日産とルノー、三菱自動車の3社は、資本関係の見直し完了後、3社そろって初めての会見を開き、今後も協業関係を継続する姿勢を強調しました。

会見では、ルノーが先月発足させたEV新会社「アンペア」に日産と三菱自動車があわせて最大8億ユーロ=およそ1270億円を出資する方針を改めて確認したほか、「アンペア」が日産や三菱自動車向けにも車の生産を行うことなどが説明されました。