最後は伝統の「教官落とし」 研修生たちの表情は…

海に落とされる指導教官

研修生
「水面よーーし、オッケーです!」
「2か月間ありがとう~。」

研修の締めに研修生たちが教官たちを次々に海に落とすのが伝統だそうです。

左:松浦晃貴さん 右:天野栞太さん

天野栞太さん
「今は達成感も大きいんですけど、現場に出て行くことで不安の気持ちも少しあります。しっかりと高い技術を身につけて、自分のいる船の潜水士たちに少しでも近づけるように努力していきたいと思います。」

松浦晃貴さん
「これほど熱い絆はないなという風に感じます。2か月間ずっと一緒にいたので、さみしい気持ちはあるけど、切磋琢磨していける仲間なので、負けないように頑張っていきたいと思います。」

厳しい研修を終えた研修生たちは海上保安庁の潜水士として全国で活動します。

青山高治キャスター
「本当に厳しい、厳しい世界だというのが伝わりましたが、最終日のみなさん研修を終えた時の、教官の方も含めて、夕日に照らされた表情が、すごいいい顔されてましたね。」

コメンテーター吉宗五十鈴さん
「本当にいい顔されていて、私も惚れ惚れするような…。この企画を見て、また海猿になりたいと思う若い人がいるかもしれないと思った。私も映画の海猿を見てまして、あのときはかっこいいなという感じでしたが、こうやって自分の命をかけて、体力も精神的にもすごくキツい中、訓練を受けて、仕事をされて海を守っている人がいるというのに、すごくありがたいなと思った。」

中根夕希キャスター
「彼らの表情にすごく使命感を感じましたよね。自分の命はもちろんですし、要救助者であったり、バディであったり、そして何が起こるかわからない海の中に入るっていう、あらゆる可能性を考えながら行動することの難しさ、でもだからこそのこの表情だったり、仲間の意識が生まれるんだろうなと感じました。

青山高治キャスター
「吉村さんから惚れ惚れするという話がありましたけど、松浦さん、天野さんはどちらも『トッキュー=特殊救難隊』を目指しているそうで、お二人とも現在、彼女を募集中ということです。」
「でも本当に同じ部屋の研修生同士で情報を共有する意味で、きょう誰が一番怒られたという話を寝る前にしているくらい厳しい世界だったそうですね。」