発達障害がある職員「今でもフラッシュバックする」

問題の教材は、2011年度から2021年まで10年間も使われていたといいます。
実はこの研修を受けた職員の中には、差別された当事者である発達障害がある職員がいました。

この職員は「講師の『あの人アスペルガーじゃないの』という発言が今でもフラッシュバックする。自分が思っているよりも精神的にダメージを受けている」と話しています。

研修を担当した社長は、「障害や疾病がある人が行政相談を受ける業務に就けるわけがないと思っていた」とも説明しました。
Q.意図せず差別のような考えが根付いていたのか?
研修を担当したコンサル会社社長
「差別…意図せずあったのかもしれない。この(研修の)結果が、現場で対応している最前線の方に根付いてしまっていて、適当にあしらってしまっていたとしたら本当に恐ろしい」

この社長は、今後こうした研修から撤退する意向を示していて、国交省は「委託先の変更も含めて、抜本的な見直しを行う」としています。














