研修担当者「発達障害の方が悪いというつもりで言ったのではない」

しかし、差別的な発言の矛先が向けられたのは、障害や疾病がある人だけではありませんでした。
研修の音声
「暴走老人。普通は年を取ったら丸くなるというのが今までの定説だったのが、最近はどうも丸くなるのではなく尖ってくる。認知症になる予備軍として、会社に残りたい症候群という団塊の世代。定年後に何をしていいか、自己実現ができるものが無い。今やりたいことは何と言ったら、過去の楽しかったことの疑似体験がしたい。それが娯楽になってしまっている方です」

国交省は取材に対し、「研修資料は講師から事前に受け取っていたが、結果として特定の障害・疾病がある方に対する差別を助長しかねない内容が含まれたままとなっていたことは大変遺憾」とコメントしました。
研修を担当したコンサルティング会社に取材を申し込んだところ、講師として登壇した社長が取材に応じました。
研修の音声を聞くと…

研修を担当したコンサル会社社長
「私の(声)です。アスペルガーの方が悪いとか、発達障害の方が悪いというつもりで言ったのではない。誤解を受けてしまう可能性があった」
Q.誤解というか完全に差別用語ですよね?
研修を担当したコンサル会社社長
「そうですね。その方が不利益を被りかねない表現になっているので反省している」














