一部で不適切な受給や指示があったとされる、熊本県の旅行支援事業を調査する第三者委員会の初会合から2か月がたちました。どのような調査が行われているのか明らかにならない中、問題を公益通報した人物がインタビューに応じました。

テレビ局関連企業が助成金を不適切に受給

通報者「県民の税金を間違った方向に使っているということで、すごく苦しかったです」

今回、カメラの前で取材に応じたのは、熊本県のコロナ禍の旅行支援事業を巡り、不適切な助成金の受給や、県幹部の見逃し指示について、公益通報した人物です。

問題が公となったのは、今年2月。熊本市のTKUヒューマン(テレビ局関連企業)が助成金を不適切に受給していたと熊本県が公表しました。

その額は約2500万円。

蒲島知事「観光業界がとても苦しんでいることから始まった事業です。このようなかたちで不適切な運用が行われたことは残念」