宮城県気仙沼市の学校給食で提供されたせんべい汁の小麦に基準値を超える「赤かび」が含まれていた問題で、同じ食材が、女川町と岩沼市の支援学校でも提供されていたことがわかりました。

同じ食材が提供されていたのは、女川高等学園と岩沼高等学園の2つの県立支援学校です。

県教委によりますと、給食のせんべい汁に入っているせんべいの原料に基準値を超える赤かびが検出された岩手産の小麦が使われていました。

このうち、岩沼高等学園については、県学校給食会の確認漏れで、赤かびが検出されたあとの11月29日に提供されたということです。当日、岩沼高等学園では給食の試食会があり、3年生の保護者にも提供されました。2つの支援学校ではこれまでに健康被害の報告は入っていないということです。

問題のせんべいは12月1日に気仙沼市の12の小中学校でも提供され小中学生3人が医療機関を受診しています。