12月1日、青森県の八戸自動車道で走行中の大型トラックから外れたタイヤが作業中の男性にぶつかって死亡した事故で、国土交通省東北運輸局は4日、トラックを管理する運送会社の監査に入りました。
東北運輸局が監査に入ったのは、青森市に本社を置く運送会社・盛運輸の岩手営業所で、車両点検や運転手への指導が適切に行われていたかなどを調べています。
12月1日に八戸自動車道で発生した事故では、盛運輸の岩手営業所に勤務する男性の運転する大型トラックの左側後輪から外れたタイヤが道路上で作業をしていた八戸市の木村泰輔さん(32)にぶつかって死亡しました。また、一緒に作業していた木村さんの父親もけがをしています。
盛運輸の盛大剛社長は取材に対し、出発前のトラックの確認に不備があったとの認識を示しました。
盛運輸 盛大剛社長
「出発前に緩んでいたかわからないというのは言い訳になる。実際『ドライバーの点検方法に問題があった』『会社が管理を最後まで確認できなかった』この2つだと思う」
警察はトラックを運転していた男性から話を聴いていて、盛運輸では東北運輸局などの調べに協力して原因究明と再発防止に努めるとしています。