■地元民に愛されるワケは味だけではなかった
元々、タイで飲食店を営んでいたオーさん。5年前に観光でタイを訪れた聖一さんと出会い、交際をスタート。タイと日本での遠距離恋愛の末、2年前に結婚し、2022年の1月に聖一さんのふるさと 錦町で店を始めました。店は、使われなくなっていた聖一さんの祖父母の家を利用。今やたくさんのお客さんが集まる憩いの空間となりました。

オーさん
「1番忙しいのは日曜日です。土日は満席」
聖一さんの母 丸小野 仁江さん
「家を使ってもらってうれしいですね。お客さんも来てくださるし」
(Q.オーさんはどうですか?)
「素敵!素敵!息子の10倍」
オーさん
「お父さん、お母さん 優しい」
ランチの後もまた料理の仕込み、夜も予約があればお店を開けます。
オーさん
「夜はいろいろなタイ料理。食べたいものを作る」

また、夜の料理の中でも名物になっているものが…

「3時間くらい漬け込んだものを焼く。甘い感じ、ぜんぜん辛くない」

聖一さん
「これは『オン』 このお店の名前の由来はこの水瓶です」
ガイヤーンは調理に時間がかかることもあり、聖一さんが担当しています。黒焦げにすると奥さんに怒られるという聖一さん、きょうの焼き加減は?

オーさん
「いい感じです…なんかちょっと焦げてる」
ちなみに、オーさんの料理の時の音楽は…演歌なんだそう。

いつも顔を合わせる地域の人たちが集まり、夜の食事がスタート。ガイヤーン以外にもさまざまなタイの料理が並びます。


地元客
「みんな何回も来ましたよ。おいしいですよ」
「グーです」
(Q.オーさんはどうですか?)
「働きすぎですよ、オーさんは。がんばり屋」
「オーさんは気さくです」
聖一さんの父 丸小野 泰之さん
「みんなかわいがってくれる、オーちゃんって。私としては、ここでいつまでも続けて欲しい」
オーさん
「日本はいいですね。優しい。ここの人が好き。寂しくない」
オーさんの料理とその人柄が、地域の新たな憩いの場を作ります。
オーさん
「お客さんが来るとありがたい。だから料理をがんばる。お客さんがよろこぶのが幸せです」
