戦闘の一時停止期間中にはイスラエル側の人質解放と引き替えに、刑務所に収容されていた多くのパレスチナ人も釈放されました。その中には、根拠が示されないまま1年半近く拘束されたという少年もいます。
爆発音が響くパレスチナ自治区ガザ。イスラエル軍とハマスによる戦闘休止の期限とみられた日本時間午後2時頃、イスラエル軍はハマスが条件を破ったと主張、ガザ地区での戦闘再開を表明しました。
戦闘停止の7日間、ハマスは拘束していたイスラエル人らを解放。そして、イスラエル側も。
記者
「多くの人たちが興奮した様子で釈放されたパレスチナ人を出迎えています」
刑務所に収容していた女性や未成年者を釈放、その数は230人を超えていました。
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸に住む17歳のアフメッドさん。今回、自由の身となったうちの1人です。イスラエル側に拘束されたのは去年6月でした。
イスラエル側に拘束されていた アフメッドさん
「夜、寝ているとイスラエル兵が突然やってきました。兵士が僕の頭に銃を突きつけたので、僕は両手を上げました。『イスラエル人に向かって石を投げただろう、目撃者がいるんだぞ』と言われたのです」
投石について、身に覚えはなかったということですが、抵抗する術はなく、そのまま連行。拘束の根拠も示されず、起訴もされず、裁判を求めても聞き入れられないまま、17か月も刑務所に収容されたといいます。
なぜ、こんなことが起きるのか。
イスラエルで人権問題に取り組む レア・ツェメル弁護士
「拘束時に裁判所の判断や法的根拠は必要ないのです」
ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人には、イスラエル軍の司法制度が適用される場合があります。そこでは刑事手続きを踏むことのない「行政拘禁」で事実上、無期限の収容が可能となってしまうというのです。
イスラエルで人権問題に取り組む レア・ツェメル弁護士
「治安当局が『この人物は国の安全を脅かすおそれがある』と報告書を書くだけで、(裁判の正当な手続きなしに)“行政的に”拘禁できてしまう」
アメリカ・CNNは、29日までに釈放されたパレスチナ人180人のうちおよそ7割は、この「行政拘禁」で収容されたと報じています。
当時の状況は…。
イスラエル側に拘束されていた アフメッドさん
「ある日、刑務官たちがいきなり夜中に僕たちを殴ってきました。寝ている時に催涙スプレーや水をかけられることもありました」
一方で、ハマスに拘束されていたイスラエル側の人々については、12歳の少年がガザに着くと暴行を受け、泣くたびに武器で脅されていたなどの状況が親族の話から明らかになってきています。
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