
これに対し弁護側は「被害者の風貌などからくる恐怖感から、全て自己防衛的であり、正当防衛である。殺すつもりはなく、殺人も殺人未遂も成立しない」と反論。
被告も、検察からの100項目以上の質問について「取り調べで屈辱を味わい、精神が破たんして自殺を考えた」と全て黙秘した上で、Aさんから「いきなり大声で『おまえか!どこだ!どこに傷があるんだ!この野郎!』などと恫喝され、とにかく離れて欲しかった」と話し、胸に切りつけた後の記憶がないなどと主張していました。

検察と被害者側、被告と弁護側の主張、説明する事実関係が異なる中、迎えた1日の判決公判でしたが、旭川地裁は、求刑と同じ懲役25年を言い渡しました。