今年10月の有効求人倍率は前の月から0.01ポイント上昇し、「1.30倍」でした。企業からの新規の求人数が増えていることなどから、10か月ぶりに上昇しました。

厚生労働省によりますと、仕事を探している人1人に対し、何人分の求人があるかを示す今年10月の有効求人倍率は前の月から0.01ポイント上昇し、「1.30倍」でした。上昇したのは10か月ぶりです。

企業からの新規の求人数は前の月に比べて、全体では1.9%増加しました。

コロナが「5類」になったことなどを受け、「宿泊業・飲食サービス業」の新規の求人は前の年の同じ月から2.2%増え、人手不足となっている「医療・福祉」でも1.3%増加しました。

一方で、原材料の価格が高騰している影響などから、「製造業」の新規の求人は前の年の同じ月から10.6%減少し、「建設業」でも6.2%減少しています。