利用者の減少で赤字が続く富山県西部のJR城端線、JR氷見線について、おおむね5年後をめどに富山県などが出資する第3セクター「あいの風とやま鉄道」に経営移管する見通しとなったことがわかりました。再構築に必要な経費は総額382億円で、このうちJR西日本が150億円を拠出します。
29日開かれたJR城端線・氷見線の再構築検討会で、富山県は「あいの風とやま鉄道」への経営移管などを盛り込んだ国に提出する再構築実施計画案を示しました。再構築の期間は2024年2月から10年間です。

再構築に必要な経費は総額382億円で、このうちJR西日本が150億円を拠出します。
計画案によりますと、JR西日本から「あいの風とやま鉄道」へ経営移管は、新型車両の導入が完了するおおむね5年後とされました。


事業にかかる経費は、施設整備費など総額382億円で、負担額は国が128億円、県75億円、沿線4市75億円、JR西日本が104億円となります。