中国の禁輸措置で落ち込む水産物の消費を盛り上げるべく、コンビニ大手3社のトップが一堂に会し、新商品を発表しました。
セブン‐イレブン・ジャパン 永松文彦社長
「コンビニ3社合同でこういったキャンペーンに参画できることを大変うれしく思っています。生産者、自治体、行政の皆様方とさらに連携を深めて、地域の貢献をはかっていきたい」
ファミリーマート 細見研介社長
「三陸常磐地域に対するファミリーマートの思いは非常に強い。1人でも多くの方に三陸常磐の幸を食していただいて、1人でも多くのご贔屓様が増えればと」
ローソン 竹増貞信社長
「3社掛け算で大きなパワーをぜひ生み出したい。そしてお客様と一緒に、地域を盛り上げて日本をぜひ盛り上げていきたい」
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社のトップが一堂に会した“異例の”発表会。
背景にあるのは、東京電力・福島第一原発の処理水の放出に反発する中国が、日本の水産物の輸入を停止していることです。この影響で、ことし9月の中国向けの輸出額が去年に比べて9割減少。こうした中、コンビニ3社は水産物の国内消費を盛り上げようと三陸沖や常磐沖で取れたワカメや鮭、海苔を使ったおにぎりや弁当などを発表しました。
▼セブン-イレブンは、「三陸産わかめとめかぶの春雨サラダ」、▼ファミリーマートは「宮城県産金華ぎんの塩焼き」、▼ローソンの「伊達なしらすおにぎり」などで海産物の消費を盛り上げたいとしています。
輸出が落ち込んでいる現状について、ローソンの竹増社長は…
ローソン 竹増貞信社長
「毎日検査もされているし安全が確保されているということなので、我々もどんどん使ってお客様に提供していきたい」
そのうえで、消費拡大に向けて今後も取り組んでいくと話しました。
ローソン 竹増貞信社長
「一時的なものじゃなくて、やはり継続的に、常盤三陸、あるいは日本の海産物に焦点を当ててやっていきたい。日常生活の中で自然と応援、貢献活動に繋がっているというような状況を作りたい」
各社の新商品は、来月から東北地方を中心に一部店舗で期間限定で販売されます。
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