官製談合事件で揺れる宮崎県串間市の12月議会が開会し、市長や副市長などの給与に関する条例改正案が可決されました。
逮捕された福添副市長の給与と期末手当は、差し止められることが決まりました。
27日、開会した串間市の12月議会。
今月16日、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された福添忠義副市長は不在となりました。
事件を受け、本会議では、逮捕などで拘束中の特別職の給与・期末手当の差し止めなどを盛り込んだ条例改正案が追加提案され、全会一致で可決しました。
改正条例は28日から適用されることになっていて、逮捕された福添副市長の給与と期末手当が差し止められ、有罪が確定した場合、給与が支給されないことになります。
また、27日は、人事院の勧告を受けて、市長や副市長など特別職のボーナスと市議会議員のボーナスを引き上げる議案も提案されました。
(串間市議会 木代誠一郎議員)
「今回、市長そして議員の期末手当を引き上げる条例案については、市民感情からして納得いくものではありません」
市民から厳しい声があがっていた議案ですが、賛成多数で可決されました。
(串間市 島田俊光市長)
「今後、串間はこう変わるんですよと。これだけの失敗をした以上は、二度と失敗のできないような対策作りというのをしっかりやっていこうと思っている」
(スタジオ)
改めて、島田市長は「入札方法の改善策についても考えていく」としています。
串間市議会では、来月4日に一般質問が行われます。