東京 千代田区でおこなわれた26日行われた集会で、拉致被害者 横田めぐみさんの母 早紀江さんら家族は「時間がない」と拉致問題の早期解決を改めて訴えました。

【横田早紀江さん】「政治の皆様方も総理も、本当に皆様方も、大変お忙しくて大変だと思いますが、命がかかっております。」

拉致被害者 横田めぐみさんの母 早紀江さん 87歳や岸田総理らが出席した「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」。

一向に進展が見られない拉致問題について、拉致被害者家族会の代表でめぐみさんの弟 拓也さんは、「時間的制約がある」と早期解決を切望しました。

【横田めぐみさんの弟 拓也さん】「万が一、親世代の家族が他界してしまった後に、拉致被害者全員を帰国させた場合、またなおも人質外交を続ける場合、私たちは静かな怒りから猛烈な抗議をすることになります」

岸田総理は…。
【岸田総理】「私自身、我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要であると考えております」

そして、「いつでも金正恩 委員長と直接向き合う決意である」と述べました。

訴え続ける日々と時間のなさ…。家族の思いは切実です。

【横田早紀江さん】「本当にみんな両親は年をとって、お一人お一人、天に向かっていかれました、本当にさみしい限りです。どうか、一刻も早く、日本人である、日本人らしい姿で、日本で生活ができるように」

一刻も早い解決に向けた政府の対応が求められています。